NPO法人 伊豆水上バイク安全協会 設立趣旨

 静岡県伊豆半島は静岡県内でも広く面積を占め、各海岸線の美しさから人気を誇り、都心部からの交通の利便性が良い事などから、首都圏近郊の身近な観光スポットとして有名です。
なかでも、海水浴やダイビングや釣り、水上バイクやサーフンやカヤックなど海でのレジャー・スポーツが特に盛んに行われており、例年、多くの観光客が訪れ海や自然と触れ合う機会をもたれております。

 その一方で毎年、多くの水辺での水難事故も多発しており、その対策を行政・市町や自治体の有志の方々が監視などの独自の対策を講じているものの、まだまだ十分であるとは言えません。
この様な事故の発生を未然に防ぎ、より安全で安心して海でのレジャー・スポーツを楽しんで頂ける環境を整えることはスポーツの振興はもとより、地域の活性化にも繋がると考えます。

 そこで、積極的に情報公開を行う特定非営利活動法人「伊豆水上バイク安全協会」を設立する事に致しました。この法人は水上バイク利用者に対し安全な航行、自然環境保護、マナー向上の為の活動を行いスポーツの振興、伊豆地域の活性化、関係各所との協調、清掃活動などを企画実施することで社会に貢献し水上バイク(水上オートバイ・PWC・マリンジェット・ジェットスキー)の認知と発展に寄与します。
活動内容と取組み事項
より多くの方々が安全に、安心して海でのレジャー・スポーツを楽しんで頂ける環境の整備を目指し利用水域の台数制限と上下架場所や航行区域や緊急避難場所を明確化しガイドマップの作成をし漁業者、ダイバー、他船舶との接触事故・トラブルを未然に防ぐよう努めます。

 マナー向上の為の自主ルールの制定をして看板表示、インターネット公開、パンフレット配布、講習での告知活動をします。また利用者へ事前に自主規定の同意書へ住所・氏名・連絡先・船舶番号を記入して頂き、当協会発行の認証ステッカーを貼付けた艇のみ利用許可とします。また各地域管理者が協会の規定違反と判断した場合、認証資格の取消処分など指導・監視・管理を行います。

 地域イベントに利用する水上バイクの無償レンタルや、利用する港や海岸の清掃活動への参加、サーフィンやカヤックやトライアスロン 他マリンスポーツ大会のレスキュー活動。
観光客向けの海から見るジオパークなどを案内する無償ツーリングガイド等、水上バイクが必要とされ求められるシーンで地域貢献をします。
 万が一の事故や災害発生時における、より迅速に救援・救護を可能にするには、消防・海上保安庁・警察・自治体の公的関連団体だけでなく漁協組合や民間団体や個人の協力と連携が不可欠であると言えます。そこで、個人や団体を問わない連絡と連携及び協力を目的とした協議会を設置し、より万全に故障艇や遭難者の救援・救護体制の整備を行うとともに海辺の安全向上を目的とした不要改造、無免許運転、飲酒運転、密漁の警戒パトロールを実施します。

 また環境に配慮した4ストロークエンジンの推進と事故に備え任意保険への加入促進の案内をおこないます。


 


理事メッセージ

理事長

NPO法人 伊豆水上バイク安全協会理事長  瀬戸 清司

 船舶は自動車と違い法律やルールが曖昧になってしまう事が有ります。
とりわけ水上バイクは万が一の事故に対しての任意保険の加入率も低く利用者の環境を整える必要が有ります。

 現在、自治体や有志による利用ルールや管理が各地で行われているなか、伊豆地域はマリンスポーツが盛んに行われているのに、未だ水上バイクに関するルールや管理がされておらず、問合せ先となっている土木事務所や市町役所は、土日祝日が休みで問合せの多い時にはっきりとした返答が出来ず、水上バイクに関する案内のガイドマップやホームページもありません。

電話では場所や地区を説明しても伝わりにくく、現地にきて困っている…。
ツーリングに来た利用者は現地で困った時に何処へ問合せをしたら良いのか?
という意見を多く耳にしました。
確かに下調べをしない利用者も多く良くない事ですが、事前に下調べを出来る環境ではない事がとても残念でした。

地域の住民や圏外からくる利用者が休日に水上バイクを楽しめる環境をつくる事も重要だと考えます。
そこで利用する側と受け入れる側の間に立ち関わる全ての方々が調和をもてる仕組みを作らなければ、水上バイクの利用は衰退しまうのではないのかと思い、「NPO法人 伊豆水上バイク安全協会」の設立に至りました。

人が押し寄せれば、騒音だったり、ゴミの問題も出てくるとは思いますが、観光を軸にしている伊豆地域ですので多くの人に訪れて頂ければと思います。人が訪れてくれる事で食事、宿泊、交通、お土産、等何かしら経済効果はうまれます。たかが水上バイクですが、地域の産業の発展に少しでも繋げ貢献できると思います。

各地域の人達が地域に合わせた規定を設け時期に合わせ改定をしたり出来れば最良だと思います。
一つの事で大きな変化はないかもしれませんが数人でも、理解や愛好者が増えていき、その仲間があつまれば大きな力や変化がうまれると信じて活動していきます。


NPO法人 伊豆水上バイク安全協会副理事長  山崎 晴規

 他地域の利用水域でも何かと問題視されている水上バイクですが、ルールを守り一人一人の心がけでトラブルは無くなると信じております。

私達NPO法人は水上バイクでの事故やトラブルをなくす為に、水上バイクのユーザー同士による安全航行の呼びかけや危険個所のガイド・指示、危険航行の監視を行い海に関わる全ての人が楽しく、また安全を確保出来る自主ルールを確立します。

行政とは違いスピーディーな活動により地域の御意見も取り入れ、改善する所は迅速に改善出来るのもNPO法人ならではだと思います。

 地域イベント協賛・ボランティアや清掃活動を通しコミュニケーションをとる事で、水上バイクに対しあまり良いイメージがない方々にも水上バイクの安全性や地域活性化などの有効活用に御理解いただける様な活動をして参ります。


協会沿革

2016年
特定非営利活動法人 伊豆水上バイク安全協会  設立
20**年
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